Valeが大好き☆な私の日常ですw


by noctiluca13
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2008年 07月 02日 ( 2 )

ボロボロの犬

 買い物途中に通る道沿いの家に、
 鎖に繋がれたボロボロの柴犬がいる。
 広い敷地があって、
 その家は多分その辺りの地主かなんかなんだと思う。
 犬一匹をきちんと飼うことに、
 金銭的な問題があるようにはとても見えない。

 その家の住人を見かけた記憶はない。
 全然知らない赤の他人だ。
 だけど、
 好きになれない種類の人間だってことは、
 知り合う必要もなく分かる。

 実家にいる自分の犬のことを考える。
 来週末帰ったら、
 きっと彼女はいつも通り尻尾を盛大に振って、
 飛びついて喜んでくれる。
 その姿が鮮やかに浮かぶから、
 早く帰りたくてしょうがない。
 早く抱き締めたくてしょうがない。
 ねだられるままに頭を全身を撫でて、
 散歩にも行こう。

 ちょっと早足で、
 どこか誇らしげに尻尾を揺らしながら歩く彼女を見るとき、
 「君は幸せかい?」
 って聞いてみたくなる。
 きっと振り向いて尻尾を振って答えてくれるから、
 
 あのボロボロの柴犬に、
 あたしは聞けない。

 今度、犬用のおやつを買って会いに行ってみようと思う。

 
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by noctiluca13 | 2008-07-02 20:24 | 景色

抱き締めるための腕

 自分、自己、人格、どう呼んでも名付けてもいいのだけど、
 それはシャボン玉みたいなものかなぁと思う。
 自分自身でも、他人でも、不用意に触れたら弾けてしまう、
 とても脆い薄膜で包まれたその中身。
 目を凝らして見つめてみても、
 光を反射して、
 風景を反射して、
 沢山の色をまとうから、
 透明なはずのその薄膜の中が本当は何色なのか、
 壊さずに知るのは難しい。

 私はそんな脆くて愛しいものを、
 抱き締めるための腕になりたい。
 
 
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by noctiluca13 | 2008-07-02 00:13 |