Valeが大好き☆な私の日常ですw


by noctiluca13
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皆川作品3タイトル

 花闇、死の泉、ゆめこ縮緬(短編集)を読みました。

 ここのところ皆川さんの本ばかりを読んでいます。
 どれも好きでした。

 花闇
 この間咳が止まらなくて寝込んだ時に、
 ちょっと何か読みたくなって買ってあったのに手を出したら、
 すっかり引き込まれて一気に読んでしまった。
 漢字だらけで歴史ものってのもあって、
 かなり読むのに苦労したんだけど、
 人生で初めて歌舞伎を見てみたいと思ったなぁ、
 三世田之助が実際に壊疽に罹って作中と同じ手術を受けたり、
 最終的には鉛毒で狂ってしまったんだと、
 後で知って余計に惹かれるものを感じましたね。
 現存する唯一の写真ってのを見て、
 まぁ時代の問題もあるだろうし、
 白黒の写真ってのもあるし、
 最盛期どころか引退公演の時に撮られたものだから、
 書き立てるほど綺麗な女形には到底見えないんだけど、
 でも、
 なんか迫力があるって言うか、
 深く焼きついてます。
 花闇はもちろん皆川さんの創作だけど、
 史実も踏まえて書かれているのは確かで、
 それを考えると、
 三世田之助が当時多くの人を強く惹きつけたこと、
 写真がどうあれ違和感は全く感じなくて、
 でもだからこそかな、
 壮絶すぎて悲しいのは、
 本もそうだけど、
 棘のよう。
 そういえば読んだ日には夢を見ましたっけ、
 本の内容を反映した奇怪な夢を、
 その時ダブって読んでいた「死体入門」っていう、
 ナレッジ文庫の影響もあって、
 かなりグロい夢で目覚めが悪かったw

 死の泉
 いやぁ・・・わからんwww
 えっ?!何それ、結局どういうこと?
 が最後の最後に襲ってきて負けましたorz
 やられたって感じ、
 本当は誰が誰だったのかが掴めない。
 作中作のあとがきで、
 それまでの帰結がちゃぶ台返しにあいまして、
 耳鳴りが続いてるみたいな読後感。
 ミステリー好きってわけじゃないから、
 深追いして読み解こうなんて事は思わないけど、
 それにしても完全に迷子になったよ、
 あちこちレヴューを見ても、
 みなさん作者にしてやられているようで、
 改めて皆川さんって天才だよなぁと思った。
 そして現代っ子には受けないだろうw

 ゆめこ縮緬
 これは短編集だから読みやすかった。
 やっぱり私は短編の方が皆川作品は好きかも、
 話が二転三転しないからね、
 さらっと読んで余韻を純粋に楽しめる。
 それに短編の方が言葉にリズムがあって、
 情景を連想しやすい。
 文体が綺麗だから細かな色や形や音や香り、温度まで想像できる。
 個人的には表紙の球体間接人形が雰囲気出してて好きw

 相変わらず「薔薇密室」は読みかけwww
 でも「薔薇密室」は「死の泉」から繋がっているから、
 読んでしまわないと結局「死の泉」が終わらない。
 他にも「死の泉」に関係してる本が何冊か出てるから、
 やっぱり探して手に入れないとかな、
 それにしても作品が多い。
 そして普通の書店ではなかなか見付からない。
 結局古本屋さん頼りってのが、
 なんかファンとしては胸が痛いのです。
 どうせ買うなら本人に印税いってほしいから・・・、 
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by noctiluca13 | 2008-08-24 18:04 | 読書