Valeが大好き☆な私の日常ですw


by noctiluca13
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薔薇の花

 どうせならドライフラワーにしようと研究室に吊るしてきた。

 吊るした薔薇の花を下から見上げるようにして、
 色鉛筆で絵を描いた。
 赤い薔薇の花を。

 刻々と失われていく鮮やかさを、
 少しでもいいから留めたくて、
 美しいと、愛しいと感じた事を、
 枯れるに任せてしまいたくなくて、
 でも出来るだけ丁寧に花弁の重なりを描いていく。
 私の心はずたずたに傷つけられたばかりだったけど、
 君が真実美しかったから、
 とても綺麗な絵が描けたよ。

 けれど、
 黄色い薔薇を描くには、
 その、私にとって特別な色を持った花を描くには、
 心が痛すぎて出来なかった。
 儚さを奪いたくなかったから。
 君が放つ芳香を描き止めるには、
 ちょっと疲れすぎていたんだ。
 
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by noctiluca13 | 2008-07-11 23:27 | art